◆2◆ 全学共通教育の履修 全体にわたる事項


1.単位の基準

 1単位あたりの学習時間は大学設置基準第21条,徳島大学学則第30条に定められているように45時間です。これに従って,授業ごとに単位数が決められていますが,1回の授業について,講義については2時間の予習と復習が,演習,実験,実習については1時間の予習または復習が必要です。各授業に対する単位数は,時間割表とシラバスに次のように数字と記号で表されています。なお,ウェルネス総合演習は,名称が演習ですが,単位の考え方は教養科目などと同じです。英語についても,2単位のものがあります。

単位数の表記の例 (原則1学期15回の授業に対する単位数)
時間割での表記の仕方 履修すると与えられる単位数
大学入門科目群
 大学入門講座
 自然科学入門

1L
2L(認定)

1単位(8回の授業相当)
2単位(認定)
教養科目群


2L

2単位
基盤形成科目群
 外国語の科目
 発信型英語
 情報科学
 ウェルネス総合演習

1S
2L
2L
2L

1単位
2単位
2単位
2単位
基礎科目群
 基礎科目
 医学科,歯学科の基礎科目
 実験

2L
1S
2E

2単位
1単位
2単位(4講時の実験の授業)


2.全学共通教育の開設授業科目

 全学共通教育では,開設されている授業科目を4つの科目群に分けています。各科目群にはいくつかの授業科目があり,そしてそれぞれの授業科目のもとに複数の授業題目が設けられています。
 以下の科目表を参照してください。

 大学入門科目群
 教養科目群
 基盤形成科目群
 基礎科目群

科目表
授業科目の区分授業題目
大学入門科目群
大学入門講座
自然科学入門
大学入門講座
数学  物理学   生物学
教養科目群 歴史と文化
人間と生命
生活と社会
自然と技術
個々の授業題目



  日本事情(留学生対象) 日本事情◆T◆〜◆W◆
基盤形成科目群 英語
ドイツ語
フランス語
中国語
情報科学
ウェルネス総合演習
基盤英語 主題別英語 発信型英語
ドイツ語入門   ドイツ語初級
フランス語入門  フランス語初級
中国語入門    中国語初級
情報科学入門
ウェルネス総合演習
  日本語(留学生対象) 日本語1〜8
基礎科目群 基礎数学
基礎物理学
基礎物理学実験
基礎化学
基礎化学実験
基礎生物学
基礎生物学実験
個々の授業題目







 学生の皆さんは,所属する学部学科によって定められている履修要件に従って,それぞれの科目群から,授業を選んで履修し単位を満たす必要があります。

1 大学入門科目群
大学入門講座

 全学部学科必修で,1単位とし,卒業に必要な単位となります。内容は,各学部,各学科の教務担当と学生担当の教員が中心となって,徳島大学の学生としてのアイデンティティを持ち,これまでの学習方法とは異なる,大学での自発的な自学自習の方法を身に付けることを主眼としています。

自然科学入門
 入試科目の関連で,各学部学科が求めている基礎科目の中で,入学時までに履修したことがない授業科目についての補習的な内容の授業科目です。履修すると2単位(認定)として成績が出されますが,卒業に必要な単位には含まれません。ただし,数学は総合科学部人間社会学科,自然システム学科,医学部栄養学科,保健学科の学生については,教養科目群の「自然と技術」の2単位として含めることが可能です。

2 教養科目群
 次のように4つの授業科目があります。

 1)歴史と文化  2)人間と生命  3)生活と社会  4)自然と技術



 各学部学科において,履修する単位が指導されていますので,履修のガイドラインに従って,それぞれの授業科目に属する授業題目を履修し,必要な単位をそろえてください。同じ授業題目のものを再度履修することはできません。また,それぞれの授業科目について,卒業に必要な単位として含められるのは6単位までです。
 また,大人数の講義形式とは違う少人数クラスのゼミナール,創成学習という授業形式もあります。時間割に,「ゼミナール」,「創成学習」と,授業題目の前についているものが該当します。全ゼミナール,全創成学習から,いずれも1つしか履修できません。

【学部学科が共通教育に開放する授業題目について】
 学部学科の専門教育科目の授業(当該学部学科の学生にとっては必修)あるいは他学部学科が指定する共通教育科目の基礎科目群の授業科目(指定する学部学科の学生にとっては必修)を,他の学部学科の学生が履修すると教養科目群の単位に含めることができます。   該当する授業題目は以下のものです。時間割には別表で示してあります。授業は当該学部学科の教室で行われる場合があります。


◆学部学科が共通教育に開放する授業題目について


 担当教員
認定される教養科目群前期・
後期の別
曜日講時開設学部専門科目/共通教育基礎科目群3年生以上の学生の場合
授業題目授業科目旧授業科目旧授業題目
【歴史と文化】  
中国語T 歴史と文化 邵 迎建 7・8 総合科学部人間社会学科 中国語 中国語(2)
中国語U 歴史と文化 葭森健介 5・6 総合科学部人間社会学科 中国語 中国語(2)
中国語T 歴史と文化 邵 迎建 7・8 総合科学部人間社会学科 中国語 中国語(2)
中国語U 歴史と文化 葭森健介 5・6 総合科学部人間社会学科 中国語 中国語(2)
【人間と生命】  
医)医療と倫理 人間と生命 二宮恒夫 5・6 医学部保健学科専門科目学部開放科目 (医)医療と倫理
医)看護と社会 人間と生命 近藤裕子,川西千恵美 9・10 医学部保険学科 学部開放科目 (医)看護と社会
(医)生命・健康・病気 人間と生命 医学部教員 3・4 医学部医学科専門科目 学部開放科目 (医)生命・健康・病気
(歯)口腔と健康 人間と生命 三宅洋一郎 3・4 歯学部歯学科専門科目 学部開放科目 (歯)口腔と健康
(医)放射線医学入門 人間と生命 竹川佳宏,上野淳二 7・8 医学部保健学科専門科目 学部開放科目 (医)放射線医学入門
【自然と技術】  
(工)機械工学概論 自然と技術 山田 (勝)他 13・14 工学部機会工学科専門科目 学部開放科目 (工)機械工学概論
(医)臨床検査学入門 自然と技術 西田 他 1・2 医学部保健学科専門科目 学部開放科目 (医)臨床検査学入門
(医)医療情報処理学入門 自然と技術 近藤 正 7・8 医学部保健学科専門科目 学部開放科目 (医)医療情報処理学入門
(歯)医療情報処理 自然と技術 中條信義,森川富昭 5・6 共通教育基礎科目群 学部開放科目 (歯)医療情報処理
(歯)歯学概論 自然と技術 歯学部教授 1・2 歯学部歯学科専門科目 学部開放科目 (歯)歯学概論
(工)知能情報工学セミナー 自然と技術 任 他 5・6 工学部知能情報工学科専門科目 学部開放科目 (工)知能情報工学セミナー
(工)機械工学概論 自然と技術 山田(勝)他 5・6 工学部機械工学科専門科目 学部開放科目 (工)機械工学概論
(工)光の基礎 自然と技術 西田信夫 5・6 共通教育基礎科目群 学部開放科目 (工)光の基礎
(歯)歯学概論 自然と技術 歯学部教授 1・2 歯学部歯学科専門科目 学部開放科目 (歯)歯学概論
(工)化学応用工学概論 自然と技術 本仲純子 11・12 工学部化学応用工学科専門科目 学部開放科目 (工)化学応用工学概論


 これ以外にも,教養科目の履修については,各学部・学科ごとに卒業に必要な履修上の条件が定められていますので注意してください。

日本事情
 留学生を対象としています。日本事情T〜Wがあり,教養科目群の中の授業(歴史と文化,人間と生命,生活と社会,自然と技術)に読み替えることができます。具体的な科目については年度により異なることがありますので,日本事情担当者にお問い合わせください。

3 基盤形成科目群
 外国語の区分:

1)英語
 英語には,基盤英語(B:Basic),主題別英語(T:Thematic),発信型英語(C:Communicative)が用意されています。基盤英語と主題別英語は,1授業で1単位ですが,発信型英語は,2年生以上で受講することができ,1授業で2単位の授業です。
 各学部学科の履修要件に従って,4単位から8単位まで履修することになります。各学部学科に応じて履修のパターンが用意されています。各学部学科の履修方法に説明があります。   Bの再履修は次の期のTを余分に取ることで可能です。Tの再履修はTで,Cの再履修は原則Cを再受講する必要がありますが,事情によりCはTを2つで代替可能です。より多く履修した場合,その余剰単位は,教養科目群の単位に振り返ることもできます。Bは上限2単位とし,Bだけで各学部学科の履修要件の単位数までそろえることはできません。Cについては少人数クラスであるので開講数の関係上原則1回の受講とします(総合科学部人間社会学科は2回)。
2)英語以外の外国語(ドイツ語,フランス語,中国語)
 それぞれ「入門」と「初級」の授業題目があります。各学部学科の履修要件に応じて,ひとつの外国語を2単位または4単位のまとまりで履修してください。

日本語
 留学生を対象としています。日本語1〜8があり,外国語の単位に含めることができます。

情報科学
 情報科学入門の授業題目があり,各学部学科の履修要件に応じて履修します。

ウェルネス総合演習
 全学部が必修です。

4 基礎科目群

 基礎数学
 基礎物理学基礎物理学実験
 基礎化学基礎化学実験
 基礎生物学基礎生物学実験

 それぞれに,講義形式,実験形式の授業題目が開講されています。各学部学科の履修要件に応じて履修します。


3.学部・学科別全学共通教育履修要件

 下の表は,各学部・学科の卒業に必要な共通教育の単位数をまとめたものです。
 各自の所属する学部・学科の欄を見て確認の上履修してください。専門教育科目等の必要単位数は所属学部において別に定められていますので,所属学部の「履修の手引」等で確認してください。なお,工学部昼間コースの学生は夜間主コースの授業を受講することはできませんが,夜間主コースの学生は,教養科目群(後期)の2授業題目4単位まで昼間コースの授業が履修可能です。詳細は「V.学部・学科別の履修方法」を参照してください。


各学部学生の全学共通教育で修得すべき単位数

  授業科目の区分 大学入門
科目群
教養科目群 基盤形成科目群 基礎科目群 合計
学部 学科/科目等 大学入門講座 自然科学入門 歴史と文化 人間と生命 生活と社会 自然と技術 英語 ド イツ語 フランス語 中国語 情報科学 ウ ェルネス総合演習 基礎数学 基礎物理学 基礎物理学実験 基礎化学 基礎化学実験 基礎生物学 基礎生物学実験  
総合科学部 人間社会学科  1  2  2  2  2
└──10──┘
(全科目から選択)
 8           2  2
  └──4──┘
   
小計 18 16   35
自然システム学科  1  2  2  2  2
└──14──┘
(全科目から選択)
 6             2
  └──4──┘
   
小計 22 12   35
医学部 医学科  1  2  2  2  2
└──10──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──4──┘
2  2  2  3  2  2  2  
小計 18 14 15 48
栄養学科  1  2  2  2  2
└──12──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
2  2     4  2  2  2  
小計 20 12 14 47
保健学科
看護学専攻
 1  2  2  2  2
└── 6 ──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
   
小計 14 12   27
保健学科
放射線技術科学専攻
 1  2  2  2  2
└── 8 ──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
2  2     2  2  2     
小計 12 12 37
保健学科
検査技術科学専攻
 1  2  2  2  2
└── 4 ──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
         2  2  2     
小計 12 12 31
歯学部 歯学科  1  2  2  2  2
└──10──┘
(全科目から選択)
 6  4        2  2 3  2  2  3  2  2  2  
小計 18 14 16 49
薬学部 薬学科
製薬化学科
 1  2  2  2  2
└──14──┘
(全科目から選択)
 4           2  2
  └──4──┘
4  2     6     2     
小計 22 12 14 49
工学部 建設工学科  1  2  2  2  2
└── 6 ──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
8  2     2           
小計 16 12 12 41
機械工学科  1  2  2  2  2
└──10──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
8  2                 
小計 18 12 10 41
化学応用工学科  1 └ 4 ┘  4  4
└── 2 ──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
8  4        2        
小計 14 12 14 41
電気電子工学科  1  2  2  2  2
└──14──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
8  2                 
小計 22 12 10 45
知能情報工学科  1  2  2  2  2
└──14──┘
(全科目から選択)
 6             2
  └──2──┘
8  2                 
小計 22 10 10 43
生物工学科  1  4  4  4  4  6           2  2
  └──2──┘
8  4     2     2     
小計 16 12 16 45
光応用工学科  1  2  2  2  2
└──10──┘
(全科目から選択)
 6           2  2
  └──2──┘
8  2     2           
小計 18 12 12 43

注1.上表中└─ ─┘は,履修選択範囲を示す。
注2.各学科の履修上の注意事項(制限など)については,学部・学科別の履修方法(p22からp53)を見てください。


工学部夜間主コース学生の全学共通教育で修得すべき単位数

  授業科目の区分 大学入門
科目群
教養科目群 基盤形成科目群 基礎科目群 合計
学部 学科/科目等 大学入門講座 自然科学入門 歴史と文化 人間と生命 生活と社会 自然と技術 英語 ド イツ語 フランス語 中国語 情報科学 ウ ェルネス総合演習 基礎数学 基礎物理学 基礎物理学実験 基礎化学 基礎化学実験 基礎生物学 基礎生物学実験  
工学部夜間主コ|ス 建設工学科  1  2  2  2  4
└── 6 ──┘
(全科目から選択)
 6           2  2 8  2                 
小計 16 10 10 37
機械工学科  1  2  2  2  2
└──12──┘
(全科目から選択)
 6           2  2 4  2                 
小計 20 10 37
化学応用工学科  1  4  4  4  4
└── 6 ──┘
(全科目から選択)
 2           2  2
 └ 4 ┘
                   
└ 4 ┘
 
小計 22 10 37
電気電子工学科  1  2  2  2  2
└──14──┘
(全科目から選択)
 4  2        2  2 8  2                 
小計 22 10 10 43
知能情報工学科  1  2  2  2  2
└──12──┘
(全科目から選択)
 6             2 8                    
小計 20 37
生物工学科  1  4  4  4  4
└── 6 ──┘
(全科目から選択)
 2           2  2
 └ 4 ┘
4                  
└ 4 ┘
 
小計 22 10 37

注1.上表中└─ ─┘は,履修選択範囲を示す。
注2.各学科の履修上の注意事項(制限など)については,学部・学科別の履修方法(p54から65)を見てください。


4.特別な単位の認定

4.1.入学前の既修得単位の認定
 下記の者については,大学・短大等における既修得単位のうち,30単位まで共通教育の単位として認定されることがあります。なお,徳島大学の卒業生・中途退学者に対しては,各学部で定めた単位を上限として既修得単位が認められています。また,一部の学部・学科では,専門科目の既修得単位についても認めていますので,これらについては各学部の学務担当係で確認してください。

1.大学または短期大学を卒業あるいは中途退学した者で,新たに第1年次に入学した者
(1) 入学式の翌日以降に申請用紙を共通教育係で交付します。
(2) 申請書の書き方については4月10日(月)17時15分からB201講義室で説明会を開催します。説明会では具体的な単位認定の手続き・方法について説明しますので,必ず出席してください。なお,申請予定者は,既修得単位が確定する5月中〜下旬までは,各学部・学科の履修要件に沿って通常の受講手続きを行い,授業を受けておいてください。
(3) 申請書以外に,単位を取得した大学・短期大学の成績証明書や認定を受けようとする大学・短期大学における授業内容が判る資料(シラバスなど)が必要となります。申請前に予め用意し,可能であれば説明会の際に持参してください。
 なお,大学によっては一般教育科目と基礎科目を分離していない場合があり,また,認定の過程で専門科目として取得した単位を共通教育の単位として認定される場合もあります。成績証明書やシラバス(コピー可/シラバスの表紙・目次も添付すること)などについては,一般教育科目(基礎科目を含む)・専門科目の両方について準備しておくとよいでしょう。
(4) 申請締切後に関係委員が提出書類を審査します。シラバス(コピー可)などが入手できない場合には,申請者への面接等により各申請科目の授業内容を確認することになります。
(5) 既修得単位の認定は,全学共通教育センター運営委員会で予備審査の後,各学部の教授会(6月)で最終的に認定され,通知されます。

 関係する事柄については別途掲示によりお知らせしますので注意しておいてください。

2.編入学した者……入学前に当該学部から案内があります。

3.補欠入学した者……当該学部の学務担当係へ問い合わせてください。

4.本学の学生で転学部,転学科を許可された者……当該学部の学務担当係へ問い合わせてください。

4.2.放送大学の修得単位の認定
 徳島大学が指定した放送大学の開設科目を修得した場合,共通教育科目として8単位まで認定され,外国語の科目も含まれます。事前に申請する必要がありますので,徳島大学が指定する開設科目,受講手続き等の詳細については共通教育係で相談してください。

4.3.外国語技能検定試験による単位の認定
 外国語技能検定試験の成績により外国語の科目の単位が下記のように認定されます。該当する検定試験に合格,あるいは所定の得点に達した場合に,単位の認定を希望するものは速やかに共通教育係まで申し出てください。ただし,これらの検定試験による単位の認定は1つの外国語につき8単位までとします。

@ 英語
【ア】 実用英語技能検定(英検)(財団法人 日本英語検定協会,文部科学省認定)
  準1級:英語4単位
  1 級:英語8単位(既に4単位認定を受けている場合は4単位,
            既に6単位認定を受けている場合には2単位)
【イ】 TOEFL(国際教育交換協議会)
  PBT CBT
  500〜534点:173〜201点:英語4単位
  535〜569点:202〜229点:英語6単位(既に4単位認定を受けている場合は2単位)
  570点以上 :230点以上 :英語8単位(既に4単位認定を受けている場合は4単位,
                    既に6単位認定を受けている場合は2単位)
【ウ】 TOEIC(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)
  580〜679点:英語4単位
  680〜779点:英語6単位(既に4単位認定を受けている場合は2単位)
  780点以上 :英語8単位(既に4単位認定を受けている場合は4単位,
              既に6単位認定を受けている場合は2単位)

 (注)入学前に受験した試験の結果得られた級および得点も有効とする。
 (注)1年生は全員,学内で実施されるTOEIC(IP)による英語統一試験を7月15日(土)に受験します。
A ドイツ語
 ドイツ語技能検定試験(独検)(財団法人 ドイツ語学文学振興会)
  4  級  :ドイツ語入門2単位
  3  級以上:ドイツ語入門2単位およびドイツ語初級2単位

B フランス語
 実用フランス語技能検定試験(仏検)(財団法人 フランス語教育振興協会,文部科学省認定)
  4  級  :フランス語入門2単位
  3  級以上:フランス語入門2単位およびフランス語初級2単位

C 中国語
【ア】 中国語検定試験(日本中国語検定協会)
  準 4 級:中国語入門2単位
  4   級:中国語入門2単位および中国語初級2単位
  3級以上 :4級の規定に準じる
【イ】 中国政府漢語水平考試(HSK)(中国国家漢語水平考試委員会)
  基礎1級 :中国語入門2単位
  基礎2級 :中国語入門2単位および中国語初級2単位
  基礎3級,初中等3級以上:基礎2級の規定に準じる

4.4.留学による単位の認定
 徳島大学では,下記の大学に短期留学した場合,所定の条件のもとで,全学共通教育の外国語科目の単位が認定されます。単位認定を希望する学生は必ず事前に共通教育係で相談してください。

外国語指定研修先備考
英語 ウェールズ大学スウォンジー校
カリフォルニア大学サンディエゴ校(医学英語プログラム※)
南イリノイ州立大学カーボンデール校
※生理学と解剖学の知識を要する。
中国語 復旦大学
武漢大学
 
フランス語 グルノーブル第三大学
ボルドー第三大学
 


5.授業の履修手続き

 全学共通教育授業の履修計画の立案に当たっては,「全学共通教育履修の手引」及び「全学共通教育授業概要(シラバス)」を熟読するとともに「全学共通教育時間割」を参照し,「徳島大学全学共通教育履修登録システム利用の手引」に従って,立案してください。 この場合,各学部・学科によって,卒業に必要な単位数が異なりますので履修要件を満たすよう計画してください。

5.1.履修登録の方法と期間
 全学共通教育の科目を履修するためには,履修しなければならない科目,履修したい科目を登録することが必要です。「徳島大学全学共通教育履修登録システム利用の手引」に従って,それぞれの所属する学部,学科のパソコンを使って登録してください。(ウェルネス総合演習は受講票(マークカード)で履修登録します。)
 授業が実施される前日の午後5時まで(工学部夜間主コースは,午後9時まで)に登録してください。


 前期受講登録期間  4月上旬〜4月18日(火)  新入生 4月7日(金)〜4月18日(火)
 後期受講登録期間  9月29日(金)〜10月5日(木)

5.2.受講票(マークカード)による履修登録
 ウェルネス総合演習・追加科目

  授業のある当日に担当教員に提出してください。
  なお,受講票の様式は次のとおりです。

全学共通教育 受講票
受講票

5.3.受講時の注意
(1) 教養科目の場合
 受講希望者が教室の定員を超える場合は,コンピュータにより抽選します。抽選結果は授業当日に掲示板及び教室で発表します。
 抽選にはずれた場合は,次に希望する科目の教室へ行き,受講が可能であれば受講票を教員に提出して授業を受けてください。

(2) 外国語科目の場合
 指定された教室で授業を受けてください。授業当日に調整の結果,他のクラスになる場合があります。その場合は新たに受講票を作成し,担当教員に提出して授業を受けてください。
(3) 基礎科目の場合
 指定された教室で授業を受けてください。

(4) ウェルネス総合演習の場合
 第1回目の授業日は体育館1Fの武道場に全員集まりクラス分けを行います。クラスが決まりましたら,受講票を担当教員に提出して授業を受けてください。(前日までに提出する必要はありません。)特別な事情(肢体不自由,身体衰弱,退院後間もない場合,病気・けがの場合など)があるため,通常の授業の受講に不安がある場合は,領域代表教員に相談してください。

(5) 日本語科目及び日本事情に関する科目の場合
 指定された教室で授業を受けてください。

5.4.受講科目の変更
(1) 受講科目を追加する場合
 受講票を担当教員へ提出してください。
(2) 受講科目を取り消す場合
 担当教員の許可を受けてから受講削除カードを共通教育係へ提出してください。

 前期受講登録変更期間  4月20日(木)〜4月26日(水)
 後期受講登録変更期間  10月10日(火)〜10月16日(月)
   ※受講登録変更期間後の変更は受け付けないので注意してください。
   なお,受講削除カードの様式は次のとおりです。

全学共通教育 受講削除カード
受講削除カード

5.5.履修登録確認表
 前期は,4月19日(水)から各個人別履修登録確認表を共通教育係で配付します。必ず受け取って確認してください。登録されていない科目は,単位を修得することはできません。
 後期は,10月6日(金)から配付する予定です。


6.授業を受ける

6.1.授業の場所
 全学共通教育の授業は,共通教育B館,C館及びD館,総合科学部3号館,および工学部共通講義棟の各講義室で行われます。ただし,一部の授業は,所属学部で行われるものもありますので,「全学共通教育時間割」で確認してください。なお,情報科学は高度情報化基盤センターで,ウェルネス総合演習は総合グランド及び体育館でも実施されます。(この手引きのp.90に配置図がありますので参照してください。)

6.2.授業の時間帯
 全学共通教育の授業時間は,1講時を45分とし,原則として2講時90分を1コマ(ひとまとまり)として実施されます。なお,各講時の授業時間帯は次のとおりです。

講時別授業時間帯
講時時間帯備考
第1・2講時
第3・4講時
第5・6講時
第7・8講時
第9・10講時
 8時40分〜9時25分 9時25分〜10時10分
10時25分〜11時10分 11時10分〜11時55分
12時50分〜13時35分 13時35分〜14時20分
14時35分〜15時20分 15時20分〜16時05分
16時20分〜17時05分 17時05分〜17時50分
昼間コース授業




第11・12講時
第13・14講時
18時00分〜18時45分 18時45分〜19時30分
19時40分〜20時25分 20時25分〜21時10分
夜間主コース授業


6.3.授業のクラス分け
 クラス分けは次のとおりです。

【教養科目群】…… クラスの指定はなく,各自が履修したい授業を自由に選ぶことができます。受講希望者が教室の定員数を超えた場合は,抽選等により受講者の調整を行います。
創成学習,ゼミナール形式の授業,学部が開放する科目については受講者数の制限があります。

【基盤形成科目群】…… 英語,英語以外の外国語,情報科学,ウェルネス総合演習
時間割に記載のとおり,受講対象学部・学科が指定されています。
情報科学については,受講対象学部・学科・学年が指定されています。受講することのできる学部・学科・学年は,時間割に指定のとおりです。なお,情報科学については,総合科学部自然システム学科,工学部知能情報工学科の学生は1年次生向けの専門科目で情報教育の基礎を学ぶことになっています。

【基礎科目群】…… 時間割に記載のとおり,受講対象学部・学科が指定されています。

 留学生対象
【日本語,日本事情】…… 日本語については,漢字圏出身者のクラスと非漢字圏出身者のクラスが用意されています。

6.4.授業を受ける態度
 授業を受けるにはそれなりのマナーが必要です。大学生とはいえ社会人でもあるのでその自覚が大切です。ほとんどのことは皆さんの常識で判断できるはずですが,次のようなことには特に気をつけてください。

 ・遅刻をしないこと
 ・飲食しないこと
 ・携帯電話の電源は切っておく
 ・私語はしない
 ・その他,迷惑になること
 ・授業中に勝手に出入りしない
 ・予習復習を忘れない
 ・自ら学ぶ姿勢を身につける

6.5.オフィス・アワーについて
 シラバスに記載されている「オフィスアワー」は,先生方がみなさんからの質問に答えるために,研究室に在室している時間帯です。学習支援室の掲示板にも一覧表を掲示しています。遠慮せずに教員の研究室を訪ねてください。

6.6.学習支援室の利用
1.総合科学部3号館1階にスタジオがあります。1階スタジオの一角に全学共通教育センター学習支援室があります。スタジオは全学の学生が自習のために利用できます。

2.学習支援室には,さまざまな科目の教科書,参考書,辞典などを配架した書架と自習用スペースがあります。活用してください。

3.学習支援室では,教員が待機して,みなさんの質問にお答えしています。待機している教員が担当している授業や時間は,掲示板に掲示されています。気軽に質問に来てください。
4.成績に関する疑問や不満,不服等があった場合も学習支援室に申し出てください。適切に対応します。なお,この点については教育支援係でも対応します。
6.7.気象警報が徳島県北部(徳島・鳴門)に発令された場合の授業の休講
1.午前7時に「暴風警報と大雨警報」,「暴風警報と洪水警報」,「大雪警報」が発令中の場合は,午前の授業を休講とします。

2.午前11時に上記の警報が発令中の場合は,午後の授業を休講とします。

3.午後4時に上記の警報が発令中の場合は,工学部夜間主コースの授業を休講とします。

4.授業開始後に上記の警報が発令された場合は,次の時限以降の授業を休講とします。


7.試験及び成績の評価

7.1.受験資格
 試験は原則として前期・後期の学期末に行われ,授業時間数の3分の2以上出席していなければ,学期末試験の受験資格を失います。なお,試験を欠席した者で,追試験対象者以外は再受講となります。

7.2.学期末試験の期間
 試験期間は次のとおりです。
 学期末試験は通常の授業と同じ曜日・講時に行われます。

  前期試験    平成18年 7月27日(木)〜8月2日(水)
  後期試験    平成19年 2月5日(月)〜2月9日(金)

7.3.試験の受験心得
 学期末試験をはじめとする,すべての試験の受験に当たっては,次のことを厳守しなければなりません。

1.試験受験時は,「学生証」を机の上に置いてください。
2.学生証を所持してない学生は,共通教育係において,「仮受験票」の交付を受けてください。
3.「学生証」,「仮受験票」のどちらも所持しない者は試験を受けることはできません。
4.携帯電話の使用は認めていません(時計は全教室に設置してあります)。
5.遅刻の限度は試験開始後20分です。これを超えた者は受験資格を失います。
6.退室する場合は試験開始後20分を待たなければなりません。

7.4.成績の評価
(1) 成績の評価は,試験,レポート,学習状況などによって行われます。

(2) 成績は,1科目100点満点で採点され,60点以上が合格となり,60点未満は不合格となります。
 なお,成績証明書には,80点以上が優,70点〜79点が良,60点〜69点が可として,記載されます。

7.5.不正行為について
 学期末試験をはじめとする試験で不正行為をした者は,徳島大学学則により相応の懲戒処分を受けるとともに,不正行為があった学期中に履修した全科目の成績が取り消されます。
 もちろん,取り消された科目は,再受講(改めて初めから受講すること)することとなります。

7.6.追試験
1.下記(1)から(4)の理由により学期末試験を受験できなかった者は,医師の診断書・欠席の理由が証明できる書類等を添え,「追試験」の実施を願い出ることができます。ただし,授業への出席日数の足りない者は対象とはなりません。
(1) 病気,ケガの場合
(2) 本人の責に帰することのできない特別の事情がある場合
(3) 運営委員会が認めた行事・大会等に参加する場合
 (事前に共通教育係に申し出てください。)

2.追試験の願い出は,前項の事実を証明する証明書(医師の診断書など)に「学期末試験欠席届」を添えて,前期は8月11日(金)までに,後期は2月16日(金)までに共通教育係へ申し出なければなりません。
 なお,「欠席届」の用紙は共通教育係で交付されます。

3.追試験の可否は全学共通教育センター運営委員会で審議され,許可された者へは許可書が交付されるとともに前期試験にかかわるものは9月11日(月)から9月15日(金)まで,後期試験にかかわるものは2月26日(月)から3月2日(金)までの期間内に追試験を受験することができます。

4.受験する場合は「追試験許可書」(運営委員会押印のもの)を共通教育係で受け取った上,学生本人が追試験の実施を改めて授業担当教員に願い出てください。試験日等は,追って授業担当教員から口頭又は掲示により連絡されます。なお,「追試験許可書」は,追試験の実施を授業担当教員に申し出た際に提出することとし,遅くとも試験開始時刻までには授業担当教員に提出してください。

5.追試験の成績は,1科目100点満点で採点され60点以上が合格となり,60点未満は不合格となります。不合格の場合は「再受講」となります。

7.7.再試験
1.学期末試験の成績が不合格となり,成績通知表に再試験の指示を示す「不」の標示が記載されている科目については,前期試験にかかわるものは9月11日(月)から9月15日(金)まで,後期試験にかかわるものは2月26日(月)から3月2日(金)までの期間内に再試験を受験することができます。なお,授業によっては再試験が実施されないものもありますので「授業概要」の「再試験の有無」欄で十分確認してください。

2.再試験の受験を希望する場合は,共通教育係で「再試験願」用紙の交付を受け,学生本人が再試験の実施を授業担当教員へ申し出て,「再試験願」を提出してください。

3.再試験の実施日は,授業担当教員から口頭又は掲示により連絡されます。

4.再試験合格者の成績は,一律に60点となります。不合格の場合は「再受講」となります。

7.8.成績の通知
1.履修科目の成績は,次の日に共通教育係において学生宛に通知(成績表の写しを交付)されます。学生証持参の上受け取ってください。

 前期試験成績 9月8日(金)
 後期試験成績 2月20日(火)

2.成績通知表の記載内容は,次のとおりです。
60点以上の点数記載の科目 ……合 格
不と記載されている科目 ……不合格につき「再試験」を受験できる科目
○不〃 ……不合格につき再受講(改めて初めから授業を受講)となる科目
欠〃 ……試験を欠席した科目(追試験対象者以外は再受講となる)
○欠〃 ……受験資格(2/3以上の授業出席)がない科目(再受講となる)

7.9.再履修について(特に外国語と基礎科目群)
 再受講となった場合,必要な単位を修得するために,改めて授業を受け直さなければなりません。それを再履修といいますが,学年が上になるに従って,自分が所属する学部学科の専門の授業の関係で,受講上かなり制約が生ずる可能性があります。極力,再受講にならないように努力する必要があります。特に語学の授業や基礎科目群の授業は、対象の学部学科や開講の時期,曜日講時が決まっているために,自分が所属する学部学科の専門の授業との関係で,かなり制約が生ずる可能性があります。大まかな注意は,学部学科ごとの履修の仕方に記載してありますが,再受講となった場合には,必ず担当の教員もしくは関係の領域の教員に問い合わせてください。


8.共通教育の授業に関する付随的な事項

8.1 工学部JABEE(日本技術者教育認定機構)について
 工学部学生にとっては全学共通教育科目すべてがJABEE対応科目となります。ただし,JABEE合格の単位認定要領は,下記の通りとなっていますので,注意してください。

1)JABEE合格の単位認定は,共通教育の成績が60点以上とします。

2)共通教育の再試験で合格の場合は,JABEEも追加合格とします。ただし,再試験が行われない場合は,特にJABEE用の再試験も行われません。

3)JABEE基準1(学習・教育目標)との関連については,
 教養科目群:歴史と文化,人間と生命,生活と社会は,
(a) 「地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に,
 教養科目群:自然と技術,基盤形成科目群:情報科学は,
(c) 「数学,自然科学,情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力」に,
 基盤形成科目群:英語,ドイツ語,フランス語,中国語,日本語(留学生対象)は,
(f) 「日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議などのコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力」に,
 基盤形成科目群:ウェルネス総合演習は,
(g) 「変化に対応した自主的,継続的に学習できる能力」に当たるものとします。

8.2.全学共通教育の授業公開について
 地域の中に多様な学習機会が存在する中,地域の多様なニーズに応じ,全学共通教育の一部の授業を一般市民・高校生にも公開しています。
 公開する授業については,全学共通教育時間割の☆印を付してある科目です。学生と市民・高校生が同じ教室で学ぶことは,授業の活性化や世代間交流としても意義があり,学生にとっても市民・高校生にとっても良い刺激となるはずです。

8.3.中国・四国地区国立大学等共同授業について
 本授業は中国・四国地区の国立大学10大学の共同授業としてSCS(スペース・コラボレーション・システム)を利用して開催し,中国・四国各地区の地誌的特徴をそこに生きる人々の生活との関連で理解させ,それぞれの地域がもつ特色と地域間に共有する課題に気づかせ,ローカルとグローバルを結びつけるグローカルな視座を身につけさせることを目的に,実施されるものです。なお,概要は次のとおりです。

・メインテーマ「中国・四国地方の文化・芸術を学び合う」
・実施月日平成18年8月7日(月)から8月10日(木)
・授業形態等SCSを利用した集中講義
(映像や音声情報を取り入れたリアリティのある教材を活用し,授業の場を地域を越えた受講者相互の積極的な意見交換の場として機能させる。)
・場所共通教育D201教室(帰省先などの中国・四国地区の国立大学での受講も可)
・講師中国・四国地区の国立大学9大学の教員
・受講資格徳島・鳥取・島根・岡山・広島・山口・香川・愛媛・高知大学の学生
・単位の認定出席状況及びレポート等による評価とし,全学共通教育教養科目群(人間と生命)の単位として2単位を認定する。
・その他授業概要を参照してください。

 注 日程表,受講の申し込み等詳細については,別途掲示板に掲示します。多数参加してください。